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オープンカーはとても気持ちが良いです。それでは住宅でもできるのでは?
敷地は空地に隣接していることから、方向さえうまく決めれば開放的な構成をとることが可能でした。
建物をすっと切り取ることで、室内がそのまま外になったような気持ちのよい空間が生まれます。そしてそれは建物全体へと広がるでしょう。オープンカーのような生活が始まります。
屋根を切り取られたスペースは、階段によって立体的につながります。テラスが上下につながることで使い勝手が格段に良くなり、生活が自然と外へ外へと引き出されます。
そうしたテラス一体となるように、2階にはリビングルーム、3階にはサンルームを設けます。室内と屋外の2つの階段によって、中と外とがぐるぐるとつながり、住宅地の中でも自然と一体となった毎日です。
屋外のスペースは、周りからは壁や階段、手摺、植栽などがクッションとなり、適度なプライバシーが保たれます。落ち着いたオープンな空間は、食事や読書、昼寝にぴったりです。
(写真キャプション)
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南東より見る:ふたを開けたような建物です。
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2階と3階のテラス:テラスがつながることで使い勝手が格段と良くなり、生活が自然と外へ外へと引き出されます。室内と屋外の二つの階段によって、中と外とがぐるぐるとつながります。
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リビングルームよりテラスを見る:隣の部屋のようにつかえる、快適なテラスです。ウッドデッキを設けることで、室内とテラスの床を同じ高さに揃えています。
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リビングルームよりキッチンを見る:奥はアイランドタイプのキッチンです。日差しの変化によって様々な方向から日が入り、多彩な表情が楽しめます。もちろん風通しやまわりの建物にも配慮して窓を配置しています。
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3階サンルーム:風通しの良い開放的なスペースで、食事や読書、昼寝など快適な時間が過ごせます。壁一面が収納になっているので(反対側も)片付いた毎日です。部屋を少し台形とすることで、奥行きを強調し広がりを演出しています。 |