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都心から50q圏、埼玉県北西部を流れる一級河川都幾川(ときがわ)の渓流沿い、北岸に接した約220坪の敷地(原野、田畑を含む)に建つハイブリッド構造(鉄+木+ガラス)のガラスハウスです。
還暦を挟んだ夫婦と犬2匹が都心より移り住み、終の棲家として生活の全てが円滑に行なえるよう、又、眼前を流れる都幾川の清流や、秩父山系に連なる山々を背景に自然溢れる周囲環境の四季、移ろいをたっぷりと満喫できるよう、可能な限り既成概念に囚われる事無く開放的で、且つ、安全な空間を創出する事を心掛けています。
例えば、2階となる居住階では、全ての動線は回遊が出来るよう工夫され、所謂クルドサックが有りません。 更に、各機能エリアは出入口の扉も、天井仕上げさえも無く、直視線制御の機能を除いて(シャワーブースとWCのみ、防湿と防臭、遮音の為に透明な素材の天井を張って有ります)音と空気のプライバシーを犠牲にする代わり、「一つ屋根の下」での一体の温熱環境と十二分な光と気配を享受出来ます。
他に特筆すべき事は、建物外壁に開閉機能を全く有しない為、2階床から外にはねだした床部分に通風、換気機能をもたせた水平ルーバー状の開閉機構を創出し、温度差による重力換気によって屋根トップサイドに設けられた強制換気装置から排気する…換気システムを装備しています。 |