TOP > 建築物検索 > 小石川の植物園と向き合う家
これまでに掲載した建築物
小石川の植物園と向き合う家

DATA
  作品分類 住宅
       
  竣工日 2010年10月
       
建築家データ
  設計者 アトリエラビリンス建築環境設計:芳賀敏夫
       
  施工者 光洋建設(株)
       
物件データ
  建築面積 35.9平米
  延べ床面積 85.4(ロフト含む)平米
  建ぺい率 59.9%
  容積率 119.9%
  構 造 木造2階建て
  所在地 東京都文京区
       
建築家からのコメント
  60uの敷地で住宅が建て込み、三方隣家に囲まれていて北側に道路があります。しかしさほど広くないその道路を挟んで小石川植物園と向き合っているので、緑の恩恵に浴することができます。 南側には高さ約10mの住宅が迫っており、その上からいかに太陽光を取り込むかが課題でした。これに対しては、南面に大きなハイサイドライトを設け、ロフト階と2階に光が降り注ぎます。また、北側は植物園の緑を満喫できるよう大開口部を設け強度補強のためにスチールのブレースを入れました。 かなりのローコストを要求されていましたので、基本的に壁面素材はすべて構造用合板とし外断熱材としてスタイロフォームを使うという計画でした。しかし、もともとエコロジカルな発想の建て主さんの要望で断熱材をプラスチック系ではないものにできないか、というリクエストが出てきました。そこで、断熱材はコストアップではありますが、エコな材料であるセルロースファイバーの内断熱としました。そして暖房は1階床下と2階バルコニー側に、電気ヒートポンプの温水パネルを設置しました。 また、間口4.5mの中に、最大限大きな空間のリビングダイニングを作るため、両側の外壁面のみに柱を立てる構造としました。内装壁材を構造用合板の真壁とすることで構造の柱がリズミカルに顔を出すインテリアが生まれました。 (写真左から時計回りに) 1. 小石川植物園側(北面)外観 2. 小石川植物園に面する大バルコニー。コップが置けるカウンター付き手すり 3. 2Fリビング・ダイニング。左手大開口部から小石川植物園が見える 4. 吹抜(ハイサイドライト)下のキッチン+作り付けテーブル 5. 階段付近から植物園側を見る
 
建築家DATA
  建築家名 芳賀敏夫
  事務所名 アトリエラビリンス建築環境設計
  URL http://www13.big.or.jp/~a-lab/