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イタウバハウス

DATA
  作品分類 住宅
       
  竣工日 2010年12月
       
建築家データ
  設計者 一級建築士事務所アトリエm
守谷昌紀
       
  施工者 タカオカ建築株式会社
       
物件データ
  建築面積 40.34平米
  延べ床面積 67.32平米
  建ぺい率 59.92%
  容積率 147.01%
  構 造 木造3階建
  所在地 大阪府大阪市
       
建築家からのコメント
   2007年の土地探しから始まったこの計画は、2010年の春に敷地が見つかると急速に動き出し、年末に竣工した。事務所からほど近い、大阪市平野区にあるこの敷地に巡り合うまで2年半の時間が掛かったのである。   どの計画もそうだが、この家にも様々なチャレンジあった。まずは2千万円を切るローコスト。動線の無駄を省くため、プランは限界まで単純化した。1階は寝室と水回り、2階はLDK、3階は子供部屋の各階1室のプランとした。20坪の敷地に、1フロア10坪が3層積み上げられている。   敷地は南面し日当りは良好だが、向かいにはマンションが建つ。その視線を遮る為、ルーバーで覆うことにした。ルーバーとそれに囲まれた2階デッキは、共に建設会社に勤めるクライアント自身の施工によるもので、その材が南米産のイタウバである。   堅木であるが、やはり時間と共に白灰色に変化して行く。しかし着色はせず、白けてきた後、最も美しい建築となるようファサードを考えた。外壁はローコスト化を図るため最も安価なサイディングだが、色あいは最良と判断したものだ。   イタウバのデッキとルーバーは2階LDKへ最大限に光と風を取り込む為にあるのだが、3階バルコニーとも緊密な関係を築いている。子供がバルコニーへ出て、デッキにいる家族と会話をする姿をイメージした。外部をより建物に近づけ、取り込む為に不可欠な要素なのである。   わずかに空いた開口は、将来花見をする為のもので、庭木はジューンベリーを選んでいる。花、実、紅葉と三拍子揃っている贅沢な樹なのだ。   この計画は当初より、建築工事費から諸費用まで全金額を公開している。「なかなか土地が見つからなくても、予算を抑えても、頑張れば自分達の思う家が建てられると知って欲しいから」というクライアントの意向からである。  ■詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.atelier-m.com/works_itauba.htm
 
建築家DATA
  建築家名 守谷昌紀
  事務所名 一級建築士事務所アトリエm
  URL http://www.atelier-m.com/