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伊東内科クリニック

DATA
  作品分類 病医院・その他
       
  竣工日 2010年10月
       
建築家データ
  設計者 一級建築士事務所アトリエm 守谷昌紀
       
  施工者 タカオカ建設株式会社
       
物件データ
  建築面積 平米
  延べ床面積 平米
  建ぺい率
  容積率
  構 造 木造
  所在地 大阪府大阪市都島区野江4-10-22
       
建築家からのコメント
  2009年の1月、ペルーのリマからメールが届く。 内科医であるクライアントは、その時点で日本を出て10年。スーダン、ポーランド、ペルーと海外で働き、翌年の帰国が決まっていた。それに合わせて開院するクリニックの建築相談だった。 以来14時間の時差を越え、スカイプとメールでのやりとりが始まる。 敷地は大阪市城東区。以前は町工場も多かったが、現在は住宅とマンションが密集して建つ。梅田から地下鉄で10分と非常に便の良いところだ。 自身のキャリアの最後は、育った地域に恩返しをしたい。大病院で働く医師より、街のお医者さんでいたい。クリニックとは街のピットのようなもの、気軽に立ち寄れて相談できる場所を作りたい。不安な顔で訪れた人が、何か元気になって帰って行く。そんな雰囲気を持ったクリニックにしたい。当初よりコンセプトは明確だった。 それに対し、私達が提案したのは光庭のあるクリニック。   密集した市街地から切り取られた光庭に、一本の木が屹立する。 光庭を背に受付があり、囲むように円形の待合がある。白いキューブ状の2階は住宅部。張り出した部分がクリニックへのアプローチを演出する。 受付は、多くの書類を置きたい場所であるが、診察室との間に収納スペースを確保することによって、光庭との共存を可能とした。 待合の天井高は3.5m。上部まである開口が光庭に対して開かれている。光庭を覆うルーバーは5度刻みで緩やかに変化する。ある位置では近隣の視線を遮断し、ある高さでは積極的に光を取り込めるよう、検討を繰り返した。 光はイロハモミジを透過し、柔らかな木漏れ日となって内部に届く。自然こそが、訪れる人の心を穏やかなものにしてくれると思うのだ 。
 
建築家DATA
  建築家名 守谷昌紀
  事務所名 一級建築士事務所アトリエm
  URL http://www.atelier-m.com/