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京都の桂に位置する住宅です。
古いご実家を建替えて二世帯住宅にするというのが計画のスタートでした。
アンティークショップを経営されているご主人がご要望されたのは、「使い古された」空間。
新築なのに。です。
ユーズド感を出すべく、壁のコンクリート型枠は敢えて新品を避けたり、床にはスクラッチと呼ばれる、傷をつけたフローリング無垢板を使ったり・・。
常に「キレイさ」を要求されるのが、新築住宅の常識ですが、その常識をことごとく覆された現場でした。
それが2階の白い空間。
1階はご両親の生活の場として、落着いた色合いの空間となっています。
こちらは、通常の新しい感じ。
そして全体の容貌は、コンクリートの塊感からくる堅牢で重厚な住宅に仕上がりました。
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