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設計を依頼したいので、一度自宅の方に来てください。
そんな留守電がある日、当工房の電話に入っていました。
そして最初の打合わせで、なぜか恐る恐る差し出された敷地の地図を見せていただくと・・・
なんと、当工房から歩いて数秒の位置!
これには驚きました。
その時住まわれていたのは、当工房から自転車で15分程度
のマンションでしたので、まさかまさかという感じでスタートをきりました。
京都特有の土地形状。間口が狭くて奥行きの広い土地。
施したのは、京町家の知恵に倣った坪庭。
そして通りに面した部分には、格子。
しかし、少しアレンジを加えています。
通常は縦格子ですが、今回は横格子(ルーバー)。
それは、通りから見上げても室内と視線が干渉しないため。
さらにルーバーから空中の空間を設け、バルコニーを設けた先に居室を配しています。
通りからの視線を遮りつつ、開放的にするための工夫です。
この住宅、毎日見ています。
当工房から見えますので・・。
自分が設計した住宅を毎日見れるという幸せなオマケがついていました。
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